ハレサレポート

ドラクエ10を攻略したり考察したりするブログです。

タンブラーシャツは弱すぎる?

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バージョン4.5前期で追加されたレベル100防具セットのうち、旅芸/スパ/レン/踊り/遊びに対応するのがタンブラーシャツセット。

久しぶりの新防具なのに、なにやらタンブラーセットは評判が芳しくないようです。

今回はこのタンブラーシャツセットについて考察してみました。

タンブラーシャツ装備が弱すぎ問題!?

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新防具が弱い。その中でもタンブラーは本当に酷い。いつまでスターダムを着ればいいのか?」という怒りの提案です。

そう思うが多いですね!

一世代前のポールスターや二世代前のエトワールは特定の目的に特化した装備だったので、あまり比較の対象にはなりません。得意分野では当然それらが有利だからです。
提案でも書かれている通り、主な比較対象は汎用的な性質だったスターダムだと思います。

さて、そこで私の意見なんですが、タンブラーとスターダムを比較して、
タンブラーが弱すぎる!
とまでは感じていません。

なぜかというのを書いていきます。

タンブラーVSスターダム

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コマンド間隔

スターダムの一番のウリだったのは、「コマンド間隔-0.5秒」の効果です。

これを評価してスターダムの方が優れていると考えられることも多いですが、この部分の比較についてはタンブラーが過小評価されていると私は思っています。

理由を見ていきましょう。

まず基礎パラメータの差による影響です。
「素早さ」がセットで16の差があります。そして「守備力」に33、「最大HP」に2の差があります。
素早さ以外はコマンド間隔とは無関係と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
なぜかというと、こういったパラメータはキャラクタートータルの視点で見ると相互に変換する手段があったりするからです。

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例えば、鋼鉄の肉体や不屈の闘志の宝珠を付けている人は多いと思いますが、韋駄天の足の宝珠を付けている人はそれほど多くありません。
そういう場合、宝珠を経由して守備力やHPを素早さに換算することができます。

守備力の差が30以上あったので、鋼鉄の肉体レベル6の宝珠をまるまる韋駄天の足レベル6に取り換えて素早さ+30することが出来るとも言えます。

このような能力変換手段は他にもいろいろあります。
例えば、足装備の錬金効果。ここでは上級錬金1枠で身かわし率1.4%と素早さ15が選択できます。
タンブラーシャツは身かわし率+3%の能力を持っているので、従来身かわし錬金を使っていたところを素早さ錬金に変えても性能が下がりません。このような場合、素早さをさらに上乗せ換算することも可能ということになります。上級錬金2枠で約30相当です。
先見の眼の宝珠をつけていた場合はそれを外して他の能力を足すこともできます。

上のケースで考えれば、タンブラーはすばやさを16+30+30で76も上乗せ換算できることになります。「コマンド間隔-0.5秒」は素早さでいうと大体+100程度の効果なので、タンブラーはそれにかなり迫る加速効果を発揮する場合もあるのです。

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パラメータ上昇の換算先はなにも素早さには限らず、例えば守備力差を攻撃力に換算したりすることもできますし、

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特技のダメージ+10の能力はターン消費なしや被ダメージ軽減に換算したりもできます。

このように能力というものは、キャラクター単位ではいろいろ再分配することができるので、新世代であるタンブラーの総合性能の高さは過小評価できないと思うのです。

状態異常の成功率

スターダムのもう一つの効果である、「状態異常系の成功率+10%」も、世代差によって価値が薄れてきた部分です。

この系統の装備職が特に重視する状態異常にはケルベロスロンドやレボルスライサーによる「被ダメージ増加」がありますが、これには状態異常成功率の能力が無効です。
一方、被ダメージ増加の成功率には「器用さ」が大きく影響しています。基礎パラメータの高いタンブラーの方が、この大事な状態異常に効果が高いんですね。

目標が装備に魅力を与える

このように、装備自体の総合力をみていくと、タンブラーシャツも悪くないなという感触があります。

それなのに、冒頭の提案のようにタンブラーを筆頭として新防具全体にも魅力がないと感じさせてしまうのは、装備の性能とは別の原因がある気がします。

それは、目標のなさじゃないかなと思います。

強くなって、それでなにをするの?

その目標が十分にあれば、わずかでも強くなれることはモチベーションになります。

しかし、別にちょっとばかり強くなったからといってできることが何も変わらない状況では、よほどハデに強くならなければ満足できるものではないでしょう。

特に、タンブラーシャツ装備職は活躍する場面が少ないです。なので目標のなさが他装備系統よりもさらに深刻で、本気になって装備を強化したいというような意欲が生まれにくいのではないでしょうか。