タロットの仕組みを考えてデッキを調整
昨日の記事でスコルパイド用のデッキを調整しましたが、また別のアイデアが浮かんできたので、さらに調整をすることにしました。
今回は、主に山札と手札の関係に注目しています。
オーラを活用するデッキタイプ
まず元になる前回のデッキはこれ。デッキのタイプとしてはスウィートバッグ型です。
スウィートバッグ型は、手札から消えにくい能力を持っているスウィートバッグで任意にオーラを利用するというコンセプトのデッキです。
このスコルパイド用デッキの場合は、オーラの太陽による大回復がとくに狙いになっています。
手札とデッキの循環の関係
スウィートバッグ型デッキが上手く機能するためには、スウィートバッグ5枚のうち、待機役2枚と活動役3枚という役割分担を持たせると効果的です。
活動役は実際にオーラで使いたいタロット。待機役は使わずに手札にただ持っていてオーラを作る役目のタロットです。
理由は手札とデッキの関係にあります。
デッキは20枚で構成されているので、それを1枚ずつ使っていくというイメージを持ちやすいですが、実は違います。
手札に持っているタロットは新たに引いてくるということが無いので、ずっと使わないでおくということができます。逆に言うと手札に持っていると使える回数が少なくなるということです。
デッキ内の20枚は山札が構築されるタイミングで「循環する16枚」と「滞留する4枚」に分かれ、何度も使えるのは循環する16枚のほうだけなのです。
以前の記事でも考えてみたテーマなので、詳しくはこちらをどうぞ。
スウィートバッグ型は手札を利用してオーラを作ることを狙うデッキですから、そのために手札に滞留しているタロットは使える回数が減ります。
なので、頻繁に使いたいわけではないけれど緊急時用の選択肢として持っていたいという待機役があると良いんですね。
要するに、積極的に使いたいタロットを5枚全部スウィートバッグに割り当てるのは良くないということです。
デッキを調整する
これを踏まえて前回の記事のデッキをみなおしてみましょう。スウィートバッグの内訳は、死神2枚・太陽2枚・愚者1枚です。
何が問題かというと、待機役が足りないのです。
太陽1枚と愚者1枚は定期的に使用することになるので活動役です。死神も積極的に使いたい活動役。この5枚の内、待機役といえるのは予備の太陽1枚しかありません。
そうすると、活動役の内どれか1枚は手札に残って「滞留する4枚」になり、使える頻度が下がります。せっかくの死神がもったいないんですね。
そこで、待機役に向いたタロットを追加することにしました。
基本的には使用せず、緊急時のための選択肢として持っておきたいというタロットが候補です。
候補としては、女教皇・運命・審判あたりでしょう。今回は女教皇を採用することにしました。覇軍の法や魔蝕のリスクを軽減する手段を持たせることができますね。
変更後のデッキを使ってみる
ということで、今回完成したデッキはこちら。
緊急時にできることの選択肢が増えた上に、死神が手札に残らない「循環する16枚」に加わったので攻撃もし易くなったはずです。
今日のスコルパイドの募集パーティで何度か使ってみました。
基本的には良くなったかなと感じますが、注意することもできました。
太陽と愚者は使うタイミングが限定されているので、画像の手札になると手札の使用に困るということがたまにですが起こるんですね。
この場合は、すぐに愚者か太陽を使いそうならそれまで賢者の聖水とか武器攻撃などするか、太陽か女教皇かどちらかを1枚引き直しするかする必要があります。