「はやい熱波」を観察してみる
スコルパイドでの壁戦法
スコルパイドでは、ターンエンドまで敵を引っ張らず、その少し前に攻撃を受けるというのがセオリーになっています。
理由は、押し合い反撃前に攻撃を1つ挟むので、次に押し合い反撃で出る紅蓮の熱波や覇軍の法を避けやすいからです。
ターンエンドまで引っ張ると、いきなり押し合い反撃が来るので前衛の難易度がかなり上がってしまいます。
その点、ターンエンド前に追いつかれると1回攻撃を多く受けますが、反撃で出る範囲攻撃の回避はしやすいので安全。という理由で普及しています。
壁外しと「はやい熱波」
ターンエンド前に攻撃をあえて受けるために、壁をしていた人の側が壁を開けて敵を通して攻撃させることがあります。
ですがこれをやると、次に出る押し合い反撃の紅蓮の熱波などの発動が通常より早くなることがあるので危険である、ということが言われることがあります。
この「はやい熱波」は実際どんな風に起こるのか?ということが気になったので、観察してみることにしました。
「はやい熱波」は毎回起こる?
押し合い状態から壁を外してタゲへの攻撃→紅蓮の熱波、という流れを動画にとって確認していきます。
スコルパイドの強さはⅡです。
まず壁外しをしていない場合、杖を振り下ろしたあたりで、吹っ飛びます。
壁外しをした場合、杖を振り上げたあたりで吹っ飛ばされることが多いですね。わずかに早いです。
今回テストした中でもっとも早かったケースでは、紅蓮の熱波!のふきだしがまだ消えないうちにもう吹っ飛ぶということもありました。
ここまであからさまに早いことは極めて稀なんですが、実は毎回、気が付きにくい程度には早くなっているような感じがします。
杖を振り上げ~振り下ろしの間のコンマ数秒くらいが早くなることが多い感じです。
ほんのわずかの差なんですが、やっている前衛に感想を聞いてみると、避けやすさに差を感じるということです。熱波ですらそうなのですから、覇軍はもっと避けにくくなるでしょうね。
なぜはやくなるのか?
この現象が起こる理由はよくわかりません。
予想としては、押し合い状態が解除されたとき一定時間はモーションが固定されてしまい、その間に敵が追いつき攻撃を開始すると攻撃が始まるモーションが出るのが遅れるのではないか?という意見がありました。続く押し合い反撃も最初に遅れた分モーションが遅れ、当たり判定がモーションより早くなる「はやい熱波」に見えるという説です。
私もそんなところじゃないかな、という感じがします。
壁外ししたときは警戒
今回やってみた感じでは、壁外しでの早い反撃は稀に起こるのではなく、程度の差こそあれ、ほぼ常に起こっているような感触です。このことから、壁外しをしたときは反撃をより警戒した方が良さそうですね。
そうせざるを得なくなると前衛の攻撃機会も減るでしょうから、どちらかというと壁外しよりは後衛が当たりに行く方がスマートな感じがします。